機器分析技術

薬用成分の定量と生理活性測定の技術習得研修を開講いたします。

当研究所では薬草から有効成分を抽出し、その有効成分を液体クロマトグラフィーで定量すると共に、そのエキスの抗酸化能を測定する一連の作業を習得出来る化学技術研修を来春1月より年3回の予定で開講いたします。

松山市余戸中にある分取クロマトグラフィー研究室に順次、抽出装置、分離分画装置を揃えて、化学技術の向上を目指し、蓄積してきました。 今回、薬草やハーブの中の有効成分を抽出し、含有量を測定すると共に、抗酸化能を測定する一連の工程(化学技術習得)をマスターできます。原料から自らが抽出し、分離分画し、その生理活性までの一連の技術を身につける事は、研究者、技術者に有意義であると考えています。愛媛県は科学の分野でノーベル賞を得ている科学技術県で、良き研究者育成に貢献したいと思い、研修を実施する事にいたしました。


研修内容

  • 1日コース

    1.薬草の粉砕、抽出工程
    2.フラッシュクロマトグラフィーによる分画作業
    3.有用成分の検定(高速液体クロマトグラフィー)
    15,000円(税別)
  • 2日コース

    1.薬草の粉砕、抽出工程
    2.フラッシュクロマトグラフィーによる分画作業
    3.有用成分の検定(高速液体クロマトグラフィー)
    4.抽出エキス及び分画部の抗酸化能測定
    25,000円(税別)
  • 3日コース

    1.薬草の粉砕、抽出工程
    2.フラッシュクロマトグラフィーによる分画作業
    3.有用成分の検定(高速液体クロマトグラフィー)
    4.抽出エキス及び分画部の抗酸化能測定
    5.有効成分の定量と分離ピークの抗酸化能測定(消去率のグラフ化)
    35,000円(税別)

※実習の詳しい内容は、別資料でご説明します。
※昼食込みです。


機器紹介

常備している機器
1、日本分析工業製 リサイクル分取クロマト装置
1、島津製作所 HPLC 
1、日本分光製 HPLC (蛍光、紫外、屈折計)
1、富士シリシア製 フラッシュクロマトグラフィー  3台
1、エルエイソフト製 定量用のクロマトソフト(共同開発中)
1、日立アロカメデイカル製 抗酸化能測定装置
  クロマト装置ドッキング
1、エイブル製 分取薄層装置
1、日立製 分光度計
共同研究企業に備えている装置
・フリーズドライ(凍結・乾燥)
・大型リサイクルカラムクロマト装置
・大型インキベーター
・受注特大カラム装置
・食品の抗酸化作用判定装置
・電気泳動装置
・粉体粒径測定措置
  • HPLCリサイクル

    リサイクルHPLC(日本分析工業)

  • 携帯用フラッシュクロマトグラフィー(特製)

    携帯用フラッシュクロマトグラフィー(特製)

  • 島津製大量クロマトグラフ

    島津製大量クロマトグラフ

  • 抗酸化能測定装置(日立アロカメディカル製)

    抗酸化能測定装置(日立アロカメディカル製)

  • 研究所内部

    研究所内部

  • 指導書

    指導書


  • 指導教官と化学助手

    指導教官と化学助手

  • 天然物の有効成分の抽出)

    天然物の有効成分の抽出


募集期間・開催日程について

募集期間 第4回 平成28年10月20日~平成29年3月10日
募集人数 各回3名まで
開催日程 第4回 平成28年10月20日~平成29年3月20日

ジェイ・アイ・サイエンス(有)
化学技術研究所
〒790-0045 愛媛県松山市余戸中1丁目2-5号 電話・FAX 089-908-9718 Mail chromatograph.ji@silk.plala.or.jp